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力をもたらす意図

カバラの科学は広範囲にわたって意図について論じます:何について考えるべきか、何を切望すべきか、そして何を欲するべきかということです。しかし、実際の目的は私達の根源の破壊の是正です。私達の根源をいくつもの部分または魂に分断させた破壊の是正です。よって、魂を一つにすることがその是正になるのです。これが最も重要な意図であり、私達の行為のすべてはこの意図をもって行われるべきなのです。

この意図を持てば、私達の現実に対する知覚は変化し、それとともに、人生、この世界、スピリチュアルな世界、クリエーター、私達自身、そして私達を取り囲んでいる物(環境)、に対する私達の態度も変わります。一番重要なことは、私達の間のつながりを正しいものにしながら、お互いとつながって一つになりたいと望み、それを拒絶と憎しみから統一と愛に変えることです。そうすれば、このつながりの中でクリエーターが明かされるでしょう。

これは『ゾハールの書』を勉強している時の中心的な意図でもあるべきです。なぜなら、それは私達に力を与え、この力で私達は私達の中の破壊を本当に正すことができるからです。

ゾーハルの全単語から是正を絞り出す

『ゾーハル』“Bamidbar(荒野の中で)”章36節:・・・南はHesedであり、東へとしっかりつかみ、枝とその根のようにそれに依存している。これがそうである理由は隠されたDaatが太陽の始まりであり、その本質は“太陽”と東と呼ばれるTifferetであるからだ。しかし、Yod-Heyへの上昇をもてばそれはDaatになる。上層のAVIのなかのDaatの始まりのなかに、Hesedの開示のための根が造られ、それにより上層のAVIが交わりHesed(愛と慈悲)を引き出す。

私達は是正と救済策を『ゾーハル』のすべての単語から絞り出さなくてはなりません。光は私達の特性をその根源に従って変化させます。これが『ゾハールの書』を読むときの私達の姿勢であるべきなのです。一方、私達は、読んでいる内容をさらに明瞭に理解する努力が必要です。すべてのものは最初のハヴァヤー(HaVaYaH – ヘブライ語のアルファベットでYod-Hey-Vav-Heyと書く)から始まるのです。基本的な構造は直射する光(the Direct Light)の4つの段階(フェーズ)と、これらの段階で着飾るすべてのものです:4つの文字、3本の線、そしてそれらから受け取りをするMalchut。すべてのものはこの関係性から発生しているのです。

まず第一に、私達は『ゾーハル』のすべての単語が香油や塗り薬のように私達のなかに染み込むよう、私達自身の中にある破壊が是正されることを切望しなければなりません。結局のところ、トーラーは願望の“調味料”として、その是正のための救済策として造られたのです。私がそれを明らかにするためにその文章とのつながりを求めるとき、それは開かれて統一体として私に結合します。