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ひきこもり

発言:日本にはひきこもりと言われる人たちがいます。自分の殻に閉じこもり、自らを孤立させ、自分で自分を家の中に監禁しています。どこかへ出かけることはありません。家から決して出ずに、インターネットを通してフリーランスで収入を得ている人たちもいます。日本では、そういう人たちが、ますます増えています。

私のコメント:よいことだと思います。その人たちは生きていますし、バーチャルなアイデンティティーを獲得しています。彼らにはバーチャル・アイデンティティーを通して、いろいろな手段での発達の機会が与えられるべきです。それぞれが、自分自身の利己主義(エゴイズム)に応じて、自分にとって何がベストでより快適かを決めていくのです。

彼らは、国費に何も負担をかけていませんし、誰も傷つけていません。人殺しも盗みも、そういったことは何もしていません。すべて、よいことです。夜間にこっそり家を抜け出して、何か悪さをすることもありません。

すべての人がこの「ダイエット」なライフスタイルにしたらいいのではないでしょうか。

より高い人生や目的への到達、それを感じる能力の獲得。自分自身から出て、鉱物、植物、動物、人間の体という、脆弱な集団の上へと行く。そういうアセンションのため、人は自分と言う独房を出て、統合していかなければなりません。ただし、正しい方法での統合です!

質問 :その人たちはそのうち、その状況を打ち破り、成長していけるのですか? 一人ぼっちで座って、表へ出ることなしに、何を獲得するのでしょうか? 彼らはどうなるのですか?

答え:彼らには、人生の意味についての問いがやってきます。彼ら一人ひとりにそれが起きます。

猛烈に忙しく荒れ狂う人々の塊、この「マンハッタン」から離れていく人々が、世界中に広がっていくことを、私は確信しています。最新の科学技術のおかげて、オフィスへ、仕事への通勤はすべてなくなっていくでしょう。人類はコンピュータの助けで内面的な仕事に従事し、より内的、知的な製品を生み出していきます。

そのため、日本人だけでなく、多くの人々が家に閉じこもっていきます。これはエコロジー的にもよく、人々にとってよりクリーンで楽な、心地よい状況です。『トーラー』でさえ、「幸せとは、家を出ることなく、 暮らしを立てている人たちのことだ」と、述べています。

質問:それは何につながっていきますか?

答え:人々は、もともと上層から意図されているとおりに発達し続け、その欲求は大きくなり続けています。人々は感じ始めているのです。「すべては何のためであるのか」と。

自分たちにどんな種類の問いが立ちこめているのか。現時点ではそれに気付くことなく、人類は自分たちの「ゲーム」に心を奪われています。彼らは人生の意味にやってきます。本当です。

質問:人生の意味へ向けて突破していくのですか? 何からですか? 大衆の怒りの声からですか?

答え:内的な必要性が起こり、膨張していくことからです。実際、これは甘い苦しみです。自分が人間であることの探求。それについて教えてくれるものだからです!

質問:つまり、どこか向こうにすごい喜びがあって、私はまだそれを発見していない、ということですか?

答え:そうです。まだ発見していません。しかし、それは遠くからあなたを照らしています。つまり、あなたはすでにそれにつながれているのです。しかし今は、それに向かって動いていかなければならない、ということです。

[251110]

From KabTV’s “News with Dr. Michael Laitman” 7/2/19

心の点を発達させるには

質問:カバリストは通常の五感ではなく、スクリーン(マサッフ)という新たな手段を用いて、世界を探求しているのですか?

答え:そうです。スクリーン(マサッフ)とは、カバラを勉強することで自ら発達させる、反利己的な性質です。

各自は皆、他者への愛と授与の性質の胚を持っています。しかし、それはただの胚であり、人の利己的な心の中に存在する小さな心の点と呼ばれています。

土に埋められ芽を出す種のように、この心の点を発達させるにはどうしたらいいのか。カバラの知恵は、それについて説明しています。

私たち人類は物質的な科学を主観的に探求しています。しかし、カバラの知恵は、利己主義の中に、利他主義の種をどう植えるかについて伝えています。この種が芽を出し成長すると、私たちに新たな利他的な力を与えます。そうして、カバラすなわちスクリーン(追加される感覚器官)の助けによって、私たちの利己主義が邪魔をしない、真の現実の探求が可能になるのです。

[250869]
From KabTV’s “Basics of Kabbalah,” 12/13/18

「地球温暖化を一気に止める方法」(Linkedin)

Linkedin: “How to Stop Global Warming All At Once

あなたは、気候学者になる必要も、気候状況の悪化が悲惨な経済的結果をもたらすことを理解する必要もありません。世界経済フォーラムによれば、「ロシアの永久凍土層の溶解が地球規模の破壊的影響を及ぼす可能性がある」とのこと。

危険なのは、二酸化炭素の放出や非常に急速な地球温暖化だけではありません。何千年もの間、凍っていたガスや物質の流出です。恐竜時代のものまでが、放たれるのです。溶けるはずもない地域での雪の溶解は、人類が太刀打ちできない疾病や、対処方法を知らない現象を勃発させるかもしれません。

カバラの知恵によれば、自然の最上層にいる人間の、その関係のアンバランスさが、鉱物界、植物界、動物界といった自然の下層部分のアンバランスを直に引き起こします。人間の振るまいや思考が、自然のバランスを侵害し、人間の関係性のバランスが崩れるほど、自然界全体のバランスも崩れます。

カバリストのイエフェダ・アシュラグは、その著書『カバラの知恵の前書き』の序論でこう述べています。

「上層も下層も、全諸世界はすべて人の中に含まれている。諸世界の現実のすべては人間のためだけにある」

私たちの間の関係性や思考のネットワーク。そのバランスをとらない限り、地球やその住人である私たちの展望は見込めません。洪水やハリケーン、地震が苦難に加わったのは、変化のための時間がもう残されていないことを知らせるシグナルなのです。

ぐずぐずせずに即刻、自分たちの中にある最強の力、思考の力を育み始めないといけません。人間のよりよいつながりに精神や心を傾けるなら、自然のシステムに深く根付いた、前向きな力を活性化していけます。そして、それが自然のあらゆる層にバランスをもたらすのです。