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友情の年

新聞記事BBC Newsから):「日本語の「Kizuna(絆)」という単語は、人と人との結びつき、またはつながりを意味し、日本の2011年の漢字に選ばれました。

漢字または中国の象形文字である「絆」は、その年の世相を表す漢字として公募により最も多い票を獲得しました。

日本にとって2011年は、3月に起きた地震と津波の話題で持ち切りでした。その大災害は結果として、助け合う日本人の数を過去に類をみない程にまで至らしめました。

4月に当時の菅直人首相は『Kizuna – the Bonds of Friendship』というタイトルの手紙で世界の援助に対して感謝の意を述べました。」

今日の明快な事実

我々は、1つの明快な事実を理解しなければなりません。それは、現代の世界における我々の成功とは我々の正しい相互連結(相互接続)にかかっているということです。これは、全体的な危機によって我々に示されます。危機は、我々にメッセージを送っています:「あなたは、やることすべてにおいて成功を成し遂げたいと思っていますね? しかしながら、周りを見てみてください:あなたが今日までしたすべてのことが危機に瀕しています。今日この日から、我々が完全にそろった世界的なシステムと一致しない限り、何をしても成功することができないことは、あなたにとって明白であるに違いないでしょう。」

この一致のことを、相互的な保証と呼ぶのです!成功することと、何か良いものを生産することは、あなたが世界的なネットワークに適正に参加することにかかっており、これは相互保証なしでは不可能なことであると分かるようにならなくてはなりません。それができたなら、成功します。それができなければ、ただ時間を無駄にして、今の自分自身の状況をさらに悪化させるだけです。

成功を収めることは難しくありません。誰もが相互保証が何であるかを感じることができ、誰もが暖かくて愛情深い本当の家族を想像することができます。

それでもなお、相互保証を学ばなくてはなりません。最終的にすべての人は、カバラに対する意見を変えなければなりません。カバラはより崇高な知恵であり、自分自身が魂の是正に従事していると理解しなくてはならないのです。我々はカバラに関する恐れを払拭しなければならなく、この知恵が非常に自然的なことであると理解しなければなりません。その中で、我々は人間社会の中に存在する活性力について学びます。この力を知っておかなければ我々は単に存在できなくなります。

誰がこの事実に反論できるのでしょうか?結局のところ、この力を明かさない限り、我々は我々自身を維持することができなくなります。カバラのことを「この世のものとは思えない科学」だと思っている人は少なくありませんが、実際はカバラほど我々にとって身近なものはありません。

From the Daily Kabbalah Lesson 9/2/2011, Rabash’s article

絆が大切 - カバラモーメント 2011.5.13

天秤のはかりを「結束」の方に傾ける

質問:カバラの勉強において、いつ何時でも、自分が正常に前進しているのかどうか、そしてその道から逸脱しなかったかどうかをどのようにして分かることが出来るのでしょうか?

答え:私はまるでつりあいの取れた天秤の上に乗っているかのように一瞬一瞬エゴイズムか心の中の核心(心の点)かを選ばなくてはなりません。そして毎回天秤のはかりを「心の核心(心の点)」と結束の方に傾かせなくてはなりません。結束するという行動以外には何もないのです。

我々は勉強、そして様々な行動をしたいと思います。我々はそうすることによって無意識のうちに結束から逃げてしまうのです。私自身もこれを経験しました。私にこれが聞こえ始めるようになるまで、かなりの時間がかかりました。

私は勉強することや資料を整理したり系統化することがとても好きでした。結束に向けて取り組む以外、想像できることは全てやりました。結束が私たちの責務であることを認識しはじめることと、この知覚を掘り下げて考えることに慣れることが早ければ早いほど、早くこの習慣は第の天性になります。

我々は友達の内面世界―結束とクリエーターを目指す強い願望―を感じることを求めるようになるために常に自分自身を訓練する必要があります。私の目標が彼らの内面であるなら、彼らの外見に気付くことがなくなります。

結局のところ、我々は自身の愛する家族の顔を重要視しません。我々は家族の魂と性格と情緒を感じるのです。同様に、私と同じ目標を目指している友人の願望を常に感じるようにしようとする必要があります。私はこの願望とつながりたいのです。

友達の外見や性格のあり方は関係ありません。気にすることはたった一つだけです:友達の強い願望が何であるのかということ。これは男性にとって最も難しいことで、正確にこの部分に男性の作業の本質があるのです。女性はより簡単にそういう知覚に切り替えることができます。なぜなら女性は外面的な様子を男性ほど重要視しないからです。

From Lesson 2, WE! Convention 4/2/2011

和合とは新しい現実である

私が受けた質問:和合(ユニティ)とは何ですか?それは内面的な感覚ですか?それとも何かの力が明らかになることですか?

私の答え:和合とは、私たちには全く解らない、新しい現実のことです。それは私たちが今まで、知覚したことのない霊的な特性、つまり授与の特性を持つ新しい物質です。私たちがこの物質に含まれ、その中で生き始める時、私たちは、まるで別の惑星に自分たちを見つけるように、新しい次元を明らかにします。私たちはこの次元をこの物質の内側、つまり授与の中で明らかにします。

したがって、和合とは単なる相互的な繋がり、良い関係、自信という意味だけではないのです。それは、私たちの世界には存在しない、新しい特性が明らかになるということなのです。私たちがこの特性を獲得し、クリエーターと似通う時、私たちは全てを自分らの知性と感情の中で、彼(主)との結束にて明らかにします。

私たちは和合を達成する以外に何もすることはありません。それは私たちの能力の範囲内で出来るのです。このことに関して、“我等はやるであろう、我等は聞くであろう”と書かれています。この意味は、私たちは様々な行動を起こし、努力し、全力を尽すことが出来るということです。私たちは、カバリスト達が勧めるように、そしてまた、ラバッシュが彼の文章に書くように、一緒に勉強し、結束することができるのです。

しかしながら、私たちはこれにて成功は出来ません。私たちは“そして彼らはこの作業から叫んだ”と表現される状態に達しなければなりません。それは、私たちは和合しなければならないのに、それができない、という内面的な叫びです。この内面的な叫びの状態でのみ、それは起こります。それは真の祈り、真の叫びでなくてはなりません。

私たちは既に全体の土台を造り上げました。後は、私たちが和合の特性に達するだけです。他人との繋がりとして明らかになる、新しい物質が霊的な物質なのです。それはある程度、既に、破壊以前に存在していた、霊的な器なのです。私たちがそれを明らかにする瞬間、つまり私たちが霊的な存在状態を明らにすると、クリエータは明らかになるのです。

そのため、私たちの一人一人と全員が一日中可能な限り一緒に努力してこれだけを気にしなければならないのです。

From the 1st part of the Daily Kabbalah Lesson 6/13/10, The Zohar

統一:救いの力

私達は統一が絶対必要である状況に至りました。しかし私達の統一は各自の気分が良くなるという理由からではなく、そうすることで私達全員が一緒に気分よくなるという理由でしなければなりません。

過去において私達を互いに引きつけていたものは、協力から得られる利益でした。この理由で全世界の人々の繋がりが築かれました。私達は世界の一部で何かを生産し、それを世界の他のもう一部に売り、そしてさらに違うもう一部から何か別なものを受取り、これら全てのことが又さらに違う場所に影響を与えました。このように人々は自分達のエゴ、すなわち喜びを受け取りたいという個人的欲求を満たしてきました。

しかし今日私達はこの利己的な繋がりから利他的な繋がりへと変更する時期を迎えています。それは個人の利益の為ではなく全員の利益の為に行われるべきです。私達の繋がりは”受取る為”から”与える為”に変わらなくてはなりません。私達は授与する機会の為に統一しなくてはいけないのです。

このことが完全に非現実的に聞こえることはもちろんですが、自然はこのような統一を私達に余儀なくするでしょう。したがって、普遍的な授与と愛の自然法則を率先して学ぶことのほうが良いのです。この法則は自然が一体であるという事実に起因しています。私達が少なくともこのことについて話し、考えはじめれば、私達の考えがすべての仕事をしてくれます!

カバラの科学は、自分一人でスピリチュアリティを獲得する力が誰にも備わっていないと説明します。私達が自分一人で授与の特質に満たされ、それによって安らぎを得ることは不可能です。もっと正しくは、唯一私達の間に正しい繋がりを築くことにより、これを成し遂げることが出来ます。そしてこれを行うために理解すべきことは、正しい種類の統一に至ることによって、私達の一人一人が全ての共通の力を受け取るということです。そして、これは愛を通じることでしか達成できないものです。