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転落は獲得されねばならない!

あなたが上位のものを評価すればするほど、あなたはより光に近くなります。あなたがクリエイターを正当化し、崇敬するとき、その高みから、あなたは追加の願望(アヴィユート)、すなわち転落を獲得します。あなたが光に近づけば近づくほど、それがあなたに働きかける強度もより大きくなります。

光の効果は、あなたのアプローチ、より光に近づこうとするあなたの試みによって、増幅されます。そしてそのような訳で、あなたの願望に従って、情報遺伝子(レシモット)はより高い速度で現れ、光により近い特徴を持ちます。

そしてその途上で、あなたの願望の深さとネガティヴな感情が、あなたに明かされます。しかしこれは全て、同じポジティヴな傾向の中にあります。その状態は全く反対に見えるかもしれませんが。そのような訳であなたは暗闇の中でさえ是正を実行するのです。

From the 3rd part of the Daily Kabbalah Lesson 8/27/12, The Study of the Ten Sefirot

偽りから光へ

私が受けた質問:私たちが完全に利己的な願望の中にいるのに、どうすれば今現在、是正を要求できますか?

私の答え:もちろん今現在、私たちは是正を要求できません。もし私が全くのエゴイストなら、どうして是正を求めることができるでしょうか?しかしながら、私に要求されていることは、少しの授与を、私がまだエゴイズムの中にいるとき、可能な限り要求することです。この意味は、あなたがLo Lishma(それは偽り、エゴ、あなたの快楽への願望の中、そして自己に関する思考の中)にいるとき、あなたは与えられるようになりたい、と微弱の叫びを上げるのです。

もちろん、それは偽りで、あなたは他人を愛し、彼らに授与したくはありませんし、そしてクリエーターに似ることを望んでいません。あなたは単純に、授与とは何なのかが分からず、この理由であなたはこのようなことが言えるのです。もしあなたがそれが何なのかを知ったら、あなたは即に逃げ出だしているでしょう。あなたが何を求めているのかを分からせないために、真理はあなたから隠されているのです。授与とは、それほどあなたの性質と反対であり、それはあなたの現在の願望と性質にしてみれば死なのです。

私たちは、カバラの科学で光と願望の関係を学びます。器、または願望があり、その反対側に光があります。この他に、別の状態があります。本物ではない、偽りの願望があり、その反対にある光は直接的ではなく、包囲的なのです。これがまさに私たちの現在の状態なのです。しかしながら、今のところは、まるで私たちが授与したいかのように、この光が授与の願望を私たちにもたらすことを求めるのです。それはこれのために作用するのです。

システムは、私たちが次の状態へ移行するのを望まない(それにもかかわらず、それを求めている)現在の状態から、次の状態へ達することが出来るように設計されているのです。私たちはそれを望み始め、受け取り、その中に存在できるのです。これは、破壊する以前にあった是正した状態からの、私たちの内面に残留している霊的遺伝子、Reshimot(レシモット)によって引き起こされます。これらのReshimotは、私たちから遠く離れているAtzilutの世界の光を目覚まします。私たちはこれらを引き寄せ、自分たちに影響させることが出来、そのあとになってやっと、それらは「囲む光(包む光—Surrounding Lights)」と呼ばれるようになるのです。

確かに、私たちは偽りの中にいて、授与、または隣人の愛を求めていません。それは本当です。トーラーは私たちにこの事実を隠しません。反対にそれは、クリエーターは隠されていている、また、霊的世界は隠されていていると伝えています。なぜなら、もしあなたがそれを見たなら、それを絶対望まないからです。

従って、霊性は、あなたが利己的な願望の中でも、それが自分にとって良いと想像できるように隠されているのです。あなたが、まるで霊性の世界を望むかのように、自分のための利己的な報酬を想像したとき、光はそれでもあなたに影響し、あなたの願望や思考を、受け取ることから与えることに変えるのです。このように作用するのです。まさに、このプロセスのためにシステムが設計されているのです。

この方法で、私たちの現状だけではなく、私たちがこの受け取りのレベルから最初の授与の段階へと上昇した時;Machsom(霊性への障壁)を渡った後でも、私たちは同じ原理で状態から状態へと上昇するのです:望ましくないものを望むによって。とはいえ、それらの段階では“人の魂が人を教える”となり、私たちはもう既に霊的世界にいるので、ある程度の補助を得られます。

From the 1st part of the Daily Kabbalah Lesson 6/2/10, The Zohar

私は何を持って行くのか?

私が受けた質問:私の魂は、現世で学んだ全てを覚えているのでしょうか?来世でも私はカバラを学び続け、またグループにやって来るのでしょうか?

私の答え:人が現世から持って行く、唯一のものは、彼が歩んだ霊的な道です;これは消えません。結局、霊性から観てみれば、私たちは同一の現実に存在し続けるからです。しかしそれは私たちから少々隠されています。

私はそのようには感じませんが、私は常に自分の魂の中に位置しており、私はそれと作業し、色々な状態を経験します。これらの全ては自分の永遠の魂の中で起こります。今、私が物理的な肉体と、自分の周りの世界を見る事実は自分の霊的状態の“蜃気楼”なのです。

もし私が今、内面的に努力すれば、私は次の輪廻をより高い霊的状態から始め、カバラのグループにより早くやって来るのです。そして勉強において、より成功できます。以前の全ての行路は私の内に、霊的遺伝子(Reshimot)として残ります;それは消えません。霊的世界では何も消滅しないのです;私たちの世界でしか事は消えません。なぜならこの世界の全てはいつか消滅するからです。それまでの合間、私が利己的な願望を通して獲得した物は一切残りません。なぜなら願望そのものが消滅し、外面的な覆いが残るだけだからです。

毎回、魂が新たな輪廻を体験するとき、それの能力と自身の是正の必要性に従い、自身の為に環境を造ります。なぜ、私はこの環境に存在し、他のではないのでしょうか?その理由は、私の魂がこれを必要とするからです。肉体においては計算はありません;それらはこの世界、魂の是正に必要な全ての状況の中、お互いに連結し合い、存在しているのです。

一方、肉体は考慮に入れられていません。実に、それは全く存在しないのです;それは、私たちにこの形態で現れる仮想的な幻想なのです。実際的には、魂しか存在しません。しかし、私たちはそれを感じることができません。そしてそれの発展が肉体に何が起こるのかを左右します。

そのため、バール・ハスラムは『ゾハール書の序文』の最後に、魂の是正のみ、私たちは自分らの世界の是正を補助でき、この物質的世界をもっと優しく知覚できるのです。この世界で起こる全ての犯行は、魂の是正の必要性の結果なのです。同時に、この世界での行動や是正はありません:魂を通してのみ、変化は可能なのです。

From the 4th part of the Daily Kabbalah Lesson 6/2/10, Article “Which Degree Should One Acheive

トーラーを学び、従事するとはどういう意味か?

私が受けた質問:真正のトーラーに従事するとはどういう意味ですか?

私の答え:バール・ハスラムが書くように、カバラを実践するという意味は、それを自分の中で実現化、体験するということです。私たちを是正する光をトーラーと呼びます。それは私と反対で、遠くから私のレシモ(私の霊的な、情報遺伝子)に照りつけるのです。私は前世代からレシモット(レシモの複数形)の連鎖によって進化してきて、“ハートの点”と呼ばれるレシモに到達しました。それは光の影響によって目覚め、私に、この身体の中で過ごしてきた人生より高い何かがあると感じさせます。

全ての作業は是正する光によって成されます。光が私を目覚めさせるのです。始めに、光は動物のレベルで私を発達させてきました。しかし今、私が人間になる時が来たのです。

私、自分自身では行えないので、魂のシステム(カバリスティック・グループ)に頼むのです。そしてそこから付加的な意思と付加的な重要性を受け取り、つまり私は“彼”の重要性と自分の無意義さを感じ始めるのです。それともう一方との相違が付加的な、MAN(祈り)と呼ばれる願望を生み出します。私はこのMANを上のほうへ上げるのです。基本的に、私の主な作業はこれにあるのです。クリエーターを獲得する願望、MANを初期のハートの点からして10倍の大きさにして上の方へ上げれば、私は自分の任務を果たせたるのです。

しかしながら、これはまだ“トーラーを学ぶ”または“トーラーに従事する”までには至りません。今まで、これらの全ては準備だったのです。しかし今、光は私により強力に照り付け始めます。今、囲む光-2となったのです。それは違ったふうに私に照り付けます。直線に、そして私の想望の度合いまで。

クリエーターの重要性の認識はKeterと呼ばれ、人の自分の無意義さはMalchutです。この意味は、今、私は自分の願望を一つの線に整え、クリエーターを獲得するという目標と一致して行動しているということです。それの最も外側の点らがKeterMalchutなのです。クリエーターと授与は上で、私と受理が下です。

現在、私に光は別の、直接的な形態でやってきて、私の性質を照合し始めます。それは全てを整列し私の中で何がもっと重要で、そうでないのか、を私に見せます。つまり、囲む光-2はよく整列されており、それはこの順序により私を是正し始めるのです。この意味が、私は今“トーラーを学ぶ”ということです。なぜなら囲む光が自分の中で是正することを学ぶからです。

From the 3rd part of the Daily Kabbalah Lesson 5/31/10, Introduction to the Study of the Ten Sefirot

天地創造:創世記とビッグバンの和解

受け取った質問:私は教師をしています。そして今“天地創造”の題材をカバーしており、聖書冒頭に書かれている“創世記”についてのディスカッションを丁度終えた所です。そしてこれからビッグバンについて話し始めようとしています。どうすれば5600年前の天地創造と数十億年前に起きたビッグバンの明らかな矛盾を説明できますか。

 私の答え:ビッグバンは140億年前に起こりました。その原因は上層の光の微小な火花(スパーク)によるものです。その火花が一番低い段階にまで達しエゴイズムに包み隠されるようになったのです。この火花には私達の世界の物質とエネルギーの全てが含まれていました。それが後にこの宇宙全体にまで発達したです。

 その後、約40億年前に私達の惑星(地球)が粒子の凝縮によって誕生しました。それは数十億年間かけ冷え、そして大気と生命が生成しました。これは偶然の一致では全くありません。全ての出来事と活動は最初の光の火花に含まれていた情報が実現化したことです。

 次に発生したのが自然段階としての無生物と植物です。その後に来たのが自然段階としての動物、そして人間です。各種の発生原因が光の火花に最初に植え付けられていた情報ということを除いては、ダーウィンが説明したように全ては連続して起きたことです。この火花の中には最初から私達の宇宙全体についての全情報が含まれていました。

 しかしながら、私達は生物の種の外面的発生しか観察できないために進化を誤って解釈をし、実際には情報の遺伝子(Reshimot)に起因していることなのに、1種が別のもう1種から生まれたと考えているのです。

 Ariが『生命の木』で記したように、人間は数十万年前に類人猿から発生しました(『Talmud Eser Sefirot』の第3部をご覧下さい)。しかしながら、5769年前、創造主に到達したことを意味する最初の人間(The first Man)はアダムでした。彼の名は“創造主に似ている”ということを意味するEdameという言葉に由来しています。

 私達(イルラエル人)は、私達の年表が始まるこの日付を新年として祝っています。その理由は、その日付から6000年以内に全ての人が創造主の段階に到達しなくてはならないからです。それはエゴイズムの完全な是正のことです。

私達は人間の進化における“臨界点”に差し掛かってます

進化が途絶えたことは一度もありません。そして今日、私達の世界は利己主義(エゴイズム)から利他主義(オルトルイズム)に変わらなくてはならない決定的な転換期を迎えています。カバラは、地球にいる全ての生命段階が同じ進化の過程を通ると説きます。そのように、バクテリアの研究は、バクテリアの進化のある時点で、周囲の環境が、敵対的で競争的なバクテリアの行動を平和的な相互反応へと変化させたことを示しました。それは新たな多細胞生物を生むことになり、そして後に人間を含む複雑な生物に進化していきました。

同じ過程は自然におけるその他の全段階 – 無生物段階から人間段階 – に起こります。私達も、敵対するライバル集団、国家、宗教、および文明を、グローバルな家族に変化しなくてはならなくなります。事実上、私達は内面のデータ(Reshimot:私達の進化の情報を含んだスピリチュアルな遺伝子)によって左右されています。それは外面的に顕示されている生物的なデータ(生物学上の遺伝子)と同様です。

カバラは進化の過程について以下のように説明します:エゴイズムの“厚さ・混濁”(Reshimot of Aviut)は絶えず拡大し、それが進化の過程を起こす原因になっている。エゴイズムは以下の段階にそって進化します。

第0〜1段階:無生物または静物

第2段階:植物

第3段階:動物

第4段階:人間(スピーキング・レベル)

エゴイズムが最後の段階(その進化における人間段階)に達すると、特別な特質がそのなかに現れます:上層の根源 – 最高階級、クリエーター、または、自然 – との繋がりです。しかし、その4番目の段階も徐々に進化します。それ自体の中にある内面的な段階(0-1-2-3-4という同じ段階)にそってです。最後であるエゴイズムの第4段階に達すると、人間は自分のグローバルな性質を顕示します。したがって、この人間の進化段階で、ひとは自分の根源 – クリエーター – と繋がり始めないといけません。人類はクリエーター(自然)のように1つにならないといけないのです。

ひとは表面上単に生物システムにしか見えません。しかし、このシステムがその進化において一定の段階 – エゴイズムの第4段階 – に達したとき、それは“システム・クラッシュ” – システムのオーガニゼーションとオペレーションのアップグレード – を促し、それが次のグローバルな段階にいたらせます。これこそが、現在の人間社会において私達が目撃していることなのです。

言い換えると、私達の進化における次の段階 – クリエーターとの同等性を必要とする“スピリチュアルな”段階 – が私達のなかで啓示されつつあるということです。現在のところは、それが世界的で統合的なことであることを理解できるように、その意味は明らかになり始めたばかりです。しかし、私達のなかにあるこの新しい形のエゴイズムをもっと知るにしたがって、私達はそれを満たすこと – クリエーター – の必要性を感じ始めるでしょう。