Entries in the 'スピリチュアルワーク' Category

心の点を発達させるには

質問:カバリストは通常の五感ではなく、スクリーン(マサッフ)という新たな手段を用いて、世界を探求しているのですか?

答え:そうです。スクリーン(マサッフ)とは、カバラを勉強することで自ら発達させる、反利己的な性質です。

各自は皆、他者への愛と授与の性質の胚を持っています。しかし、それはただの胚であり、人の利己的な心の中に存在する小さな心の点と呼ばれています。

土に埋められ芽を出す種のように、この心の点を発達させるにはどうしたらいいのか。カバラの知恵は、それについて説明しています。

私たち人類は物質的な科学を主観的に探求しています。しかし、カバラの知恵は、利己主義の中に、利他主義の種をどう植えるかについて伝えています。この種が芽を出し成長すると、私たちに新たな利他的な力を与えます。そうして、カバラすなわちスクリーン(追加される感覚器官)の助けによって、私たちの利己主義が邪魔をしない、真の現実の探求が可能になるのです。

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From KabTV’s “Basics of Kabbalah,” 12/13/18

苦しみに感謝するとは?

質問:自分の痛みや苦悩のためクリエーターに感謝すること。これは正しいアプローチですか?

答え:人が本当にクリエイターへ感謝できるなら、正しいアプローチです。自分を正しく最終目的地へ向かわせるために、クリエーターが苦しみを起こしてくれたと感謝するなら、この苦しみは甘美であるに違いないからです。医者や生物学者の研究によれば、苦しみや喜びの感覚は、基本的に同じ結果をもたらします。それらが脳の中で同じ過程を経るからです。

質問:私には理解できません。どうしたら、苦しみに感謝できるのですか? 結局、これは傷つけられることで喜びを得る被虐的傾向ではないですか?

答え:被虐的傾向との違いは、苦しみの思考および目的と自分が感じていることを分けている点です。それはちょうど、痛みを伴う手術に同意すると同時に、病気から解放してくれる医者に感謝するようなものです。私たちの世界ではこれを、努力やエネルギー、苦しみを通して、すべての清算や代金の支払いがされる必要があると見ています。

しかし、カバリストはなぜ苦しんでいるのか、という最終目的地を見ます。だから、カバリストはもはやそれを苦しみとはみなしません。苦しみが自分の利己的な性質から自由になれるよう助けてくれるのだと、分かっているのです。しかし、そこから離れようとするならば、苦しむことになります。

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From the Kabbalah Lesson in Russian 1/3/16

 

絶対的なしあわせ

質問:完璧で絶対的なしあわせとして表現される、カバラでいう最高位の状態とはどのようなものですか?

答え:絶対的なしあわせは、利己的なシステム(クリパ:殻、トゥマー :不純物、ガスット:俗悪)の左の線が完成し、授与や愛、心遣いといった性質を持つ右の線の満たしが起こった時、左と右の線をその真ん中の線に完全統合することによって作り出されます。

2つのシステムが真ん中の中間線で同時に存在し、互いに互いのすべてを受け取りきるとき、このシステムは完全なるしあわせと言われます。

しかし、この状態は永久に続きません。なぜなら、そのシステムの中で歪みや分解、減衰といったものが絶えずさらけ出されるからです。つまり、しあわせな状態を含むあらゆるスピリチュアルな状態はダイナミクス(動力学)であるということです。

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From the Kabbalah Lesson in Russian 12/17/17

クリエーターの言葉は理解できるのか?

質問:クリエーターの言葉とはどういうものですか?

答え:クリエーターの言葉とは授与の言語、いわば「聖なる言語」であり、パルツーフ(Partzuf)の中間線を意味します。

質問:クリエーターはどうやって人に話しかけているのでしょうか? それを理解することはできるのですか?

答え:中間線においては可能です。受け取りと授与の特質の間に正しい交流があれば、授与の言語を獲得します。利己的から利他的に、その特質が変わり始めるからです。すると、獲得した授与の特質を通して、自分自身(利己主義者)の内側でクリエーターの言葉を理解し始め、「彼」(クリエーター)と話し始めます。

そして、この世に起こることすべてを、どういった理由や結果に基づいて起こっているのか、と見るようになるのです。

質問:たとえば、温暖化や危機などの地球規模の変化もすべてクリエーターからの言葉ですか?

答え:もちろん、すべてそうです。

質問:どうしたら「彼」(クリエーター)が私に話したいことを理解できるのでしょうか?

答え:そのためには、クリエーターのレベルにいなければなりません。この世界で人々の言うことが聞こえているのは、その波動を捕えているからです。一方で、スピリチュアル世界で波動を捕えるとは、その波動の周波数にいることを意味します。

クリエーターの行為を理解したいのなら、「彼」(クリエーター)の段階に上がらなければならないのです。

質問:クリエーターは私たちが「彼」(クリエーター)を理解できるように、私たちと話すことはできないのでしょうか?

答え:ではなぜ、重力の法則は5千年前ではなく、18世紀に明かされたのでしょう? クリエーターを理解するために発達は不可欠なのです。そして今、そこに到達できるところにあなたはいます。すべては人次第です。もし人がそのレベルを上げるのであれば、今日にもそこに到達し、時間を超越することになります。今日、あなたは人々があともう200年かけて到達する状態に生きることもできるのです。

そこは私たちのこの世界と同じで、子どもや大人、賢い人々など、さまざまな人がそれぞれ異なった理解をしています。

質問:最終是正というのは、私が自分に起こることをすべて理解したときということですか?

答え:理解するだけではありません。最終是正はあなたのすべて、あなたの中のすべてです。

 

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From the Kabbalah Lesson in Russian 8/12/18

 

 

 

死ぬと魂はどうなるのか?

質問:人は死ぬとどうなるのですか? 魂はどうなってしまうのでしょうか?

答え:魂を知覚できている人々は、その中に生きます。なぜなら、魂は身体の死とは無関係だからです。

魂を獲得しなかった人々には、レシモット(ヘブライ語の“roshem”:記録)だけが残ります。これはDNAのような情報の一片であり、人がこれまでに構成した全情報を含む特定のコードです。

身体が死ぬと、この情報(レシモット)はこの世で新たな身体に結びつかねばならず、そしてもう一度最初からやり直すのです。皆、このレシモットを持っています。これは、最終的に私たちが魂を発達させる小さなかけらです。

発言:魂を構築した人だけが、魂を持っているということですか?

答え:そうです。真実、そうなのです。情報の一片であるレシモットは、魂を築くように人々を強いる欲求の内側で機能しているのですが、魂を構築する人は、そのレシモットに基づいた利己的な欲求の外側に魂を築きあげます。

質問:私は何を持っていて、何を逃しているのでしょうか? 私が本当にしなければならないのは、何なのでしょうか?

答え:私たちの利己的な受け取りたいという意志は、私たちが今持っているすべてです。しかし、突然、私たちの中に特別な欲求が浮かびあがることがあります。これは魂を知覚し、私たちが生きる理由や存在の目的、命の源を理解したいという欲求です。

つまり、レシモットが目覚めたのです。それは小さなちいさな火花であり、言うなれば私たちの内側の心の点です。このときはじめて、私たちは次に何をすべきかを熟考するに至ります。心の点が私たちを切望させ、押し進め、そのままにはさせないからです。

こうして、私たちは自分の利己的な欲求に取り組み、この火花が何かを知れる場所を探し始めます。そしてやがて、本物のカバラの知恵を教える場所、魂の築き方の説明を受け取れる場所へと行き着きます。魂を築くということ。それは、自分たちのために受け取りたいという、その意志を、他者のためへと変化させることを意味しているのです。

 

一人ひとりのスピリチュアルな作業

私たちは魂、つまりクリエーターとの類似性に到達していたとされる「アダム」のシステムが粉砕した結果です。

粉砕の本質は、他者から切り離されていると感じている各部分が、個々の堕落した状態とは何であるかを理解し始め、他者との対立を研究し、人々を隔てている矛盾を超えて互いにつながるための努力が必要であると認識することにあります。

これは壊れた魂(欲求)を内側に負っている者たち皆がおこなうスピリチュアル的な作業です。

これらの欲求をつなげることで、私たちはこの欲求や精神、そこにそなわるものを創造する力、つまりクリエーターを獲得し始めます。これは単なる作業ではありません。私たちの存在の意味、私たちがこの世にいる意味です。つまり、すべては全世界のつながりによってのみ解決するのです。

過ぎ越しの祭り──出エジプトのレベル

thumbs_laitman_749_01トーラー「レビ記23:4 – 23:8」以下は主の祝日であり、その日あなたたちはイスラエルの人々を聖なる集会に召集しなければならない。 第一の月の14日の夕暮れが主の過越である。同じ月の15日は主の除酵祭である。あなたたちは7日の間、酵母を入れないパンを食べる。初日には聖なる集会を開く。いかなる仕事もしてはならない。7日の間、燃やして主にささげる献げ物を続けて、7日目に聖なる集会を開く。いかなる仕事もしてはならない。

質問なぜ過ぎ越しの祭りの最初と最後の日に働くことが禁じられているのですか?

答え:スピリチュアルな作業の2つの状態、すなわち、下層からの目覚めと上層から目覚めという2つの状態を区別するからです。

下層からの目覚めの間、私たちは切望によって光と器の協調を呼び起こします。つまり光が器を是正し、正しい意図を与えるのです。 上層からの目覚めの間に、この作業は上層から遂行されますが、それは私たちが前もってそのための正しい状態を作り出す時のみ遂行されます。

私たちは祝日の最初と最後の日のために正しい状態を作り出すよう、努力をします。なぜなら、過ぎ越しの祭りの週は上層の光がすべての作業をするので、最後は何もしない状態で閉じられなければならないからです。祝日の最初の日は出エジプトの始まりです。 最後の日は出エジプトの終わりで、それを封じるのです。

世界の国々が異なる暦を持っているということは重要です。 キリスト教の暦は太陽の動きに基づいています。 イスラム教の暦は月の動きに基づいています。 それに対して、ユダヤ教の暦は太陽と月、そして地球の動きを考慮しています。なぜなら地球が太陽と月の間にある中心的な物体だからです。

一方で、私たちは太陽の周りを回っている地球の公転を意味する年を考慮に入れます。また一方で、地球の周りを回っている月の公転である月(マンス)を考慮に入れ、そしてその二つを比較します。ユダヤ教の暦は変わらないので、たとえば、35年後の過ぎ越しの祭りの初日の曜日を事前に計算することができます。

さらに、太陽、地球、月の動きの比較に基づくと、過ぎ越しは月(マンス)の特定の日にはできないと言うことができます。 つまり、すべては一般天文学系に正確に関連しているのです。

質問:トーラーは聖なる集会について何度も言及しています。なぜ私たちは過ぎ越しの祭りに集まらなければならないのですか?

答え:過ぎ越しの祭りの間の聖なる集会は、イスラエルの民にとって最も重要なことです。なぜなら、実際、彼らの統一したいという欲求のおかげで、エジプトから出る必要性を持つからです。

個人とグループ、社会、国家、あるいは全世界との統一は、実際、エジプト(エゴ)からの脱出のさまざまなレベルです。私たちが統一の力を獲得する時、ある緊張、つまりこの脱出、エゴからの分離が起こるのです。

それは常に私たちの間にあり、私たちを隔て、互いに拒絶を感じさせます。もし私たちがそれを圧縮し、凝縮し、統一し、互いにつながろうとし始めるなら、私たちが最初に統一を獲得する瞬間、エゴからの脱出が始まります。

過ぎ越し(出エジプト)の最初の日に、私たちはこのつながりを固く結び始めます。そして、週の間それに取り組み、出エジプトの最終日に完全に統一します。その瞬間から、私たちは統一した国家なのです。

しかし、その一方で、人々は何をすべきかを理解していません。エゴから逃げたいという欲求を駆り立てる方向があるにもかかわらずです。しかし、それは、適切な認識のない動物的な本能にすぎません。人々はシナイ山の麓に集まる時、その認識を獲得するでしょう。

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From KabTV’s “Secrets of the Eternal Book” 5/28/14

世界を是正するために何人の人々が必要か?

thumbs_Laitman_004質問:クリエーターは今日、世界中に存在するおよそ70億の人々の内側に包まれる巨大な受け取りたいという欲求を創りました。バール・ハスラムが彼の記事「最後の世代」で書いているように、もしかしてクリエーターはわずか数千人、あるいはそれ以下の人々の中にだけ包まれるということなのでしょうか? 受け取りたいという欲求の是正に向かう生物としての身体の数によって違いが生まれますか? それとも、10人で充分ですか?

答え:はい、そうです。最も重要なことは、その10人の人々が全世界のエゴイズムの縮図になるだろうということです。言い換えると、人類(何十億もの人々)すべてのエゴイズムがこれらのten(10人)に凝縮されるでしょう。これらのten(10人)はこのエゴイズムを集め、無化し、一つの統一体中へと統合します。この状態はアダム、つまり、一つの共通の魂と呼ばれます。

当然のことながら、エゴイズムが数十億人に包まれている時より、10人に凝縮されている時の方が、それを是正することはより複雑で難しいでしょう。それゆえ、カバラの知恵は特に今日、私たちに是正するよう呼びかけているのです。

将来起こりうる第三次世界大戦後に、それはより悪化するでしょう。たとえ戦争がもたらす苦しみが人々に統一を強いるとしても、選択の自由は依然として存在するでしょう。統一するという決断へとどのようにすべての人々を至らせるかという問題を抱えるでしょう。そのため、私たちは今日、是正に従事しなければならないのです。

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From the Kabbalah Lesson in Russian 7/10/16

どのように上層の光を引き寄せるのか

2013-07-12_congress-piter_7375_w質問:もし私が相手に対して無関心だったら、どうやってその人に上層の光を引き寄せることができますか?

答え:あなたがその人とつながらないと、あなた達の間にある循環そのものの中に、上層の光を現せないと、一緒に学びながら徐々にあなたは気付き始めます。

したがって、彼とつながって上層の光が降りてくるシステムを作る以外に、あなたに他の選択肢はありません。それは一人の人間の中には現れません。私たちの間のつながりの中にだけ現れるのです。

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From the Kabbalah Lesson in Russian,8/28/16

 

祝福と呪い

laitman_238_01『トーラー』「申命記 第11章26−28節」見よ、私は、今日、あなたがたの前に祝福と、呪いとを置く。もし、今日、私があなたがたに命じるあなたがたの神、主の命令に聞き従うならば、祝福を受けるであろう。もしあなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が、今日、あなたがたに命じる道を離れ、あなたがたの知らなかった他の神々に従うならば、呪いを受けるであろう。

もし人がクリエーター、つまり唯一無二である自然の上層の力との付着へと導く道から離れるなら、言うまでもなく、彼は間違いを犯し、「他の神々」、つまり自然の他の力へと向かいます。

「あなたがたの知らなかった他の神々に従うならば」とは、すなわち、あなたがそれまでそれらの神々を、きわめて重大で決定的で、根本的なものとして考慮に入れていなかったということです。もしあなたがいま、それらの神々を選択し、支配者として見るならば、言うまでもなく、あなたは呪いを受けます。

人は唯一無二の真の支配する上層の力に背を向けることによって自分自身に非難を招きます。上層の力の派生物であるすべての他者がその支配下にいるのです。

これが呪いです。私たちに上層からの特別な何かを送ってくれる神はいません。私たちはただそのような比喩的な方法でそれについて話すだけです。私たちの行為を通じて、私たちは共通のシステムの歪みを引き起こします。それ故、私たちは自分たち自身の上ですべての結果を感じるのです。

質問:なぜ『トーラー』のこの部分はレヘ(見ること)と呼ばれるのですか?

答え:なぜなら、私たちがスピリチュアルなシステムに至る必要があるからです。結局のところ、視覚は人間の最も強い感覚であり、私たちがどこにいるのか、何者なのかという知識と理解の最も力強い源です。それゆえ、私たちは視覚、つまり最も高い認識を通じてすべてを知覚する必要があるのです。信じたり、単純に認めたりするのではなく、その本質を本当に理解するために。裁判所においてさえ、証人は見た人だけがなりうるのであって、聞いただけの人はなれないのです。

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From KabTV’s “Secrets of the Eternal Book” 6/22/2016