心の点を発達させるには

質問:カバリストは通常の五感ではなく、スクリーン(マサッフ)という新たな手段を用いて、世界を探求しているのですか?

答え:そうです。スクリーン(マサッフ)とは、カバラを勉強することで自ら発達させる、反利己的な性質です。

各自は皆、他者への愛と授与の性質の胚を持っています。しかし、それはただの胚であり、人の利己的な心の中に存在する小さな心の点と呼ばれています。

土に埋められ芽を出す種のように、この心の点を発達させるにはどうしたらいいのか。カバラの知恵は、それについて説明しています。

私たち人類は物質的な科学を主観的に探求しています。しかし、カバラの知恵は、利己主義の中に、利他主義の種をどう植えるかについて伝えています。この種が芽を出し成長すると、私たちに新たな利他的な力を与えます。そうして、カバラすなわちスクリーン(追加される感覚器官)の助けによって、私たちの利己主義が邪魔をしない、真の現実の探求が可能になるのです。

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From KabTV’s “Basics of Kabbalah,” 12/13/18

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