カバラと7つの外側の科学

カバラの科学はスピリチュアル・ワールドと自然の中で働いている力について述べています。これらの力は私たちの世界の事象に影響を及ぼして、そこに様々なイメージを生み出し、結果としてそこにある全てを含むひとつの完全なる宇宙になりました。鉱物、植物、動物、そして人々です。しかし私たちは脳内で反転したスクリーン上でこれら全てを見ています。そのため私たちには、これが私たちの目の前にあるように思えるのです。これが、私たちが現実を想像する方法です。

だからたとえこのイメージが、創造の深遠さや、その意図、そしてクリエイターの性質を獲得させてくれるものであったとしても、カバラの科学はこの完全に間違ったイメージとは隔離されています。しかし本質的にカバラの科学は、この外面的イメージから内的なもの、クリエイターの力と被造物の力という2つの力のみが残る真の状態へと向かう方法を教えています。

もちろん、そのそれぞれがもっと多くの部分、特定の力や行為に分類されます。しかし基本的に話されていることは、力についてのみです。受け取る意志や楽しむ意志、それらの間で起こることについてです。これが全ての科学を作っています。

もし、ある科学がこの2つの基礎的な力の相互作用について話すなら、その時私たちはカバラの科学を用いています。そしてもしそれが、鉱物、植物、動物、人間という物質の異なるレベルにおける、それらによる様々な結果について話すなら、その時私たちはこの世界の科学を用いています。

もちろんこれらの科学は真実であり、外側の動きについての知識を与えてくれます。この2つ内的な力の動きは、この外側の動きを通して表現されています。しかしこれらの科学はかなり制限されていて、私たちの狭い世界の境界内でしか頼りになりません。

自然の中で働いている2つの基礎的な力を説明するカバラの科学が、他の全科学の基礎であるということが分かります。そしてそれは物理学や化学、生物学、動物学のように自然や外側の世界を研究する自然科学だけでなく、音楽やダンス、芸術といった人が直接関わるものも含んでいます。

この全てはまた、この世界を知覚し感じとる人間の能力についての知識を私たちに与えるため、“7つの基礎的な外側の科学”の一部なのです。

From the 4th part of the Daily Kabbalah Lesson 2/21/11, “Introduction to the book Panim Meirot uMasbirot”

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