愛と憎しみの間の小さな架け橋

質問:人生においてより幸せになるために、自分の性格や性質を変えるべきですか?

答え:いいえ、私たちがしなければならないことは、お互いに正しくつながることだけです。このつながりの中にクリエイターを発見することで、誰もが同じであり続けます。そのうえ人は、自分自身を曲げたり、あえて他のものになろうとする必要はなく、エゴをなくすことに従事する必要もないのです。エゴよりも高いところに自分と他者のつながりを復活させる、それだけで十分なのです。

質問:つながりとは何ですか? それに似たものがこの世界にありますか?

答え:あなたがある人を憎んでいて、そして同時に彼を愛している状態を想像してみてください。もし私たちがこの2つの態度の間で平均値を算出してその平均の態度に達するなら、それはつまりあなたの他者に対する態度と他者のあなたに対する態度の中間なのですが、それは正しい相互的つながりになるでしょう。

私たちは、自分達の態度が避けることのできない性質であり、変えることができなくて当然だと決めてかかっていますが、その上に相互的つながりの小さな橋を架けることができます。利己的な憎しみと利他的な愛の間の差が大きければ大きいほど、人はより高く上昇し、自分と他者との間に発見するクリエイターの偉大さはより際立ったものとなります。

質問:これらの関係は父と息子の関係に似ていますか?

答え:まったくもって違います。父と息子は動物レベルの関係性、つまり動物的な結びつきによってつながれています。

質問:なぜ正しい関係の手本がないのですか?

答え:なぜなら私たちは愛と憎しみという2つの感情を同時につなぐことができないからです。しかしこのような相互的な関係を築くために、私たちには志を同じくする人々のグループが与えられたのです。

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From the Kabbalah Lesson in Russian 3/13/16

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