どのようにカバラの叡智をつかむのか

質問:通常の科学では、人はその知性を通した論理的方法ですべてに辿り着きます。カバラの叡智では、人は物質的なイメージを作ることなく、すべてを感覚で獲得しなければならないと言われています。私たちは学び始めの段階で、どのようにカバラの知恵をつかみ、科学で通常行われているように図や定義、情報を記憶して、心の論理的回路を創るのでしょうか。

答え:『10のセフィロトの研究の序論』の第155節では、これらの本を読む間、生徒たちは目覚め始め、彼らに特定の光が絶え間なく降り注ぎ始めるので、そのために、カバリストはそれらの書物を記したと言われています。

彼らは何も理解する必要がなく、また彼らはまだ何も明かしていないので、理解することができません。しかしながら上層の光を引き寄せることを通して、彼らは徐々に変わり始めます。これらの変化は、N次元空間における縦10横10奥行き10のハチの巣の穴のように、様々な獲得の要素をそれらのなかに形成します。そして感覚ごとにこのような蜂の巣が620個存在します。

これは人の魂、魂と呼ばれる彼の真の獲得の構成要素に関する、とても重要で興味深い心理学的システムです。「私はどこにいるのか?」「私は誰なのか?」「誰が私を創ったのか?」ということを明らかにするため、自分の根源を獲得するべく、人間は確実に進んでいきます。その途上で、彼自身が含まれている創造の計画を研究、調査するために、彼はいかに行動するべきかを明らにします。それは彼をどこへ導いているのでしょうか? 彼は可能な限り最善の方法でそれを深く理解し、彼の進化を加速させ、その最終地点を変化させるなど、それらのことができるでしょうか。つまり、未来の研究、調査は今ここで起こっていると言えます。人が彼のなかに起こる全ての変化の連鎖を理解し始めるその時、彼はカバリストになるのです。

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From the Kabbalah Lesson in Russian 2/28/16

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