この世界はただのスタート地点である

クリエーターはこの物質的世界を創っていません。それは私たちの想像の中にしか存在しません。なぜなら、私たちはエゴイズムの境界の内にいるからです。私たちが授与へと移行した瞬間、上層の現実(私たちが実際に存在し、発達しているところ)は私たちにその姿を露にします。

私たちに常時、スピリチュアリティを獲得することにおける選択の自由を与えるために、この下層の物質的世界は存在し続けます。この世界で私たちは仕事へ行ったり、買い物へ出かけますが、私たちは永住している場所、家、そして家族があると知っています。スピリチュアリティでも同じことが当てはまります:私たちが永久に存在する場所があるのです。私たちは霊性の階段を上がったり下がったりしますが、最も低いレベルの存在(私たちの世界)は私たちに常に約束されているのです。

この世界は架空であって、私たちの想像の中以外、存在しません。それは私たちに、授与のための行為を自ら行うのを可能にしてくれる、基本的な地点なのです。クリエーターは皆全員に同じ映画を見せるため、私たちが同じ現実内に存在することを可能にしているのです。その理由のため、最も高等なカバリストも、最も低脳な愚か者も、同じ物質的世界を知覚するのです。

聡明な人は世界の見方が少し違い、理解も深い、とされていますが、一般的に私たちは皆、同じ映像を見ます。ある人が特殊な特質を持っているとしてもそれは変わりません。なぜならそれと霊性には何も共通点がないからです。

From the 1st part of the Daily Kabbalah Lesson 5/26/10, The Zohar

One Comment

  1. ゾハールの書が、日輪のように総べての一つなる人類に英知を与えられん事を祈ります。七つの均衡が新たな創生と創造を与えられた事に感謝致します。

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