主要エネルギー源へのアクセスを手に入れる

この世のすべてのひとは、内面からの二つの力によって支配されています:エゴイズム(利己主義)とオルトルイズ(利他主義・愛他主義)です。利己的な力は全てのものを人の内側に引き込み、その人を宇宙の中心にします。一方、愛他的な力は外側へ与える能力、他者に与える能力をその人に与えます。

しかしながら、オルトルイズムと呼ばれるこの力でさえも、この世の中の領域では、利己的な行為しかできないことが明白です。よって、たとえ私が他の誰かに何かを与えたとしても、それは無私無欲の行為ではありません—私は依然として何らかの見返りを期待しているのです。私は自分の行為に対する動機または“燃料”といった報酬なしに与えることのできる可能性を全く有していません。

このように人間は造られているです—利己的な燃料、受け取るであろう利益の期待でしか動かない機械。私は、外からのエネルギーや充足の摂取なくして、永久運動する永遠のエンジンとして働くことは不可能です。エネルギーは外から得られないといけないのです。なぜなら、私はそれ自体の光で輝く太陽ではないからです。

唯一クリエーターだけに真の授与の特質があります。なぜなら、これが彼の性質であるからです。創造物が無私無欲に授与することができるようになるには、クリエーターの偉大さを知覚するという形でクリエーターから燃料を受け取らなくてはなりません。これが授与(与えること)を達成する唯一の機会です。それはクリエーターを動力エネルギー源として利用することです。

これは共産主義者、社会主義者、キブツ主義者、そして世界を是正したいあらゆる種類の愛他主義者の全問題を成しています—彼らは人間に授与するエネルギーがないことを理解していません。この概念を実行する燃料は人間にはないのです。もしすべての人が愛他主義者になったとしたら、人生がより良くなるという事実に反論する人はいません。しかし問題は、誰もこれをどう起こすのか知らないということです。カバリストたち以外に誰も知らないということです。その理由は、カバリストたちにはエネルギー源へのアクセスがあるからです!

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