生命線をつかむ

『ゾハールの書』“BeHukotai(私の像の中)”章 5節:バラクは賢かった。彼の行いにおいて、彼は、バラムをしのぐ、最も偉大な魔術師であった。私はこの世、このクリエーターの作品のなかで人が望むすべてのものについて、その人は下層での行為で目覚めるべきであると学んだ。これがそうである理由は、下層での行為をもってして、上層での行為が目覚めるからだ・・・

光が私達を目覚めさせるということから、私達は上層からの願望しだいであるかのように見えます。しかし、私達が下層で働き始めるときに、私達は上層から目覚めをもたらすのです。

“下層からの目覚め”と“上層からの目覚め”に関して、「私は最初で最後である」と記されています。この意味は、すべてがクリエーターによってなされるということです。すべてがクリエーターから始まることは明白なことです―しかし、私達もそのプロセスに参加するようになる必要があるのです。人におけるスピリチュアルな作業の最初と最後の最後には、上層からの助けを受け取りますが、それ以外のすべてはその人次第なのです。

通常、私達はまさにこの点において困惑します。人がどん底に落ちた時、その人の力だけでそこから這い上がることはできません。このことについて次のように記されています。「囚人は牢獄から自分自身を釈放することはできない。」しかし、もしその人に生命線の末端が投げられたのなら、後はその人次第です(彼はそれをつかまなければなりません)。その人には、その機会を正しく利用したのかどうかの責任があるのです。

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