私達は破壊が過去に起きたものだと思っています。しかし、破壊は無かったのです。私達は自分たちが壊れた状態にあることを明らかにしなくてはなりません。

現在、私達の願望・欲望は完全体のように見えます。私達の人生は壊れているようには見えなく、完璧であるように見えます。私達は同じ人生の道をたどって発展することを願っています。

しかし実際は、もし私達が発展しようとおもうのなら、私達が完璧でない状態にいるどころか壊れた状態にいるということを明らかにする努力をしなくてはなりません。私達は自分たちの現状を正確に見ていません。それはエジプトのファラオが自分自身を最高位の君主として見なし「私がその声を聞き従う、クリエーターとは何者か？」と言うことに似ています。しかし、この見当違いな思い上がりが 続くのも、彼がバラバラに壊れているということを発見するときまでです。

彼は“イスラエルの国”—彼の内面の“イスラエル”—が、彼をどこかへ導いていることに気がつきます。そして自分にもうそのことを制御する力がなくなり、十の災いが自分に降り掛かるのを目にします。

私達が自分たちの壊れたエゴを明かすまで、これと同じことが私達に起こります。私達は壊れた状態の感覚を初めは受け取りません。だから現在その中に住んでいるのです。それは今のところ壊れているようには見えません。

それが壊れていることを私達が発見する程度に従って、私達はさらにもっと多くのエゴイズムを受け取ります。スピリチュアリティーの壊れた状態ではなく、その本当の姿を私達に発見させるために、それはこのように私達に啓示されます。

私達に課せられていることは、その破壊を明かすことです。完璧と比べて自分たちが壊れていることを、私達には確かめる必要があります。

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