私達の世界は偉大なるアーティストによって描かれています

私は、私の頭の中のスクリーンに映画が映し出されるように全世界を私に描いている力に助けてもらって現実を見ています。これらの映像は3次元で、生気に満ちあふれていて、肉感的です。ともかくこれが、私の知覚の仕方であり、それらが私に与えている印象です。しかし、実際には、それらは単なる力または願望です。

 結局のところ、そのすべてのものを知覚しているのは私です。私は自然の無生物段階、植物段階、動物段階、そして人間段階を自分の願望の内部で知覚します。これらすべての形は私の中にあり、願望の様々な段階にあるのです。私は無生物な自然を私の無生物な願望で知覚し、植物的な自然を私の植物的な願望で知覚し、その他も同様です。

 クリエーターの力は様々な形を私の願望の内部に描き出し、私はそれらを私の世界として知覚します。この力が私の中-私のマインドのスクリーン-に世界を描くのです。私のために世界を描くこの力は、授与の力・クリエーターの力です。私はすべての形を彼・与える者から受け取ります。

 彼に類似する形もあれば、彼とは反対の他の形もあります。それらが合わさって私の世界は構成されてます。こうした理由からこの世界はとても多面的であり、私はその中に多種多様な物体を見るのです。各物体にはポジティブな面とネガティブな面があります。これはどこから来ているのでしょうか? その理由は、クリエーターは物質を着飾って、これらすべての形を私の中に創造し、それらが私の物質-エンジョイしたいという願望(快を得たいという願望)-の4つの段階に印象を刻み込んでいるからです。彼はこのようにして徐々に私に物質と物質の形状(Haskala HomritHaskala Tzuratit)について教えるのです。

 私が目にするこの世界、そしてその多数の形状も、クリエーターによって私に与えられたものです。私の物質の内部で彼はこのように私に世界を説明します。私の目の前に現れる世界はクリエーターの姿・形ですが、それは自分に関連していて、自分の状態に一致するものです。物質は自分のものですが、形状は彼のものです。これが、なぜ私が私自身の中にクリエーターを獲得できるのかということの理由です。

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