内面的作業における三本の線を理解する

私達はどういうふうに二つの相反する現象が同時に存在できるのか理解できません。どういうふうに受け取って楽しみ、同時に自分に喜びを与える者に喜びを与えることが可能であるのか理解できません。これらの気持ちは反対です。それらが反対方向に向けられているのなら(一つが自分に向けられていて、もう一つが彼に向けられている)、どうやってそれらを合わせることができるのでしょうか? 二つの願望(与えたいという願望と受け取りたいという願望)から同時に喜びを感じることがどうして可能なのでしょうか?

この例は私達の世界には存在しません。なぜなら、この世界は一つの願望――利己的な願望――にしか基づいていないからです。しかし、スピリチュアルな世界には、もう一つの願望、授け与えたいという願望があり、その両方の願望が一緒に働くのです。

しかし最初、これら二つの願望は、お互いに衝突し合わないといけません。楽しむ意志は成長し、喜ばす意志と矛盾します。それらの調和は三番目の線のおかげで成立します。それはその二つの願望の単なる連結ではありません。それは構成ではないのです。正確に言うと、その二つの願望――「自分のため」と「彼のため」――が一つになるのです。唯一上層の光の啓示を通じることでしか、これを起こすことはできません。それはあなたに相反するものを理解させる能力を与え、それらを一つに繋げます。

(毎日のカバラレッスンの準備より)


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