人間は世界全体です

受取った質問:世界のすべてが人間の内部にあるならば、外部の上層の力はどうやってマルフト(Malchut: 喜びを受け取りたいという欲求)をスピリチュアル・ワールドとの均衡に至らせるのですか?

私の答え:霊的な力は私たちの内に存在しています。外には何も存在していません。全てのものは人間の内側に在るのです:創造主、創造物、そして全ての創造。もし外側に世界が存在しているように見えるならば、それは是正された本当の知覚が自分に欠如しているからです。

しかし、もし私が私自身を世界の全部であるとして見なし、上層の力のようになることを考え、この力は全てに対してますます授与していて愛していると絶えず想像しているならば、この力に対する理解と感覚の程度に従い、自分の内面にある欲求と特質を他者と一体化させるようにオーガナイズします。

結局、私は世界がおそらく私の外側に存在しているという自分の誤った知覚と自分自身だけを是正しなくてはならないということになります。世界の全体が本当に自分の内側に存在していると感じはじめ、こうして人は現実を是正します。是正とは、自分の他者との関係性を変えることではなく、他者が自分の外側に存在し自分の一部ではないという現在の知覚を正すことから成り立っているとわかります。しかし、すべてのものは私のものということを発見したあとでも、依然として私はエゴイストのままなのでしょうか?

その後に、現実のすべて、その外部と内部がひとつのものとして見えます。そして、たとえ私がまだその真の霊的な現実認識に到達していない理由から、全てのものがひとつで唯一の総体として見えないとしても、それは問題ではありません。カバラの科学からの“テイクアウト”で一番重要なことは、人が自分だけを是正しなければならないということです。

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