世界の変革は自分を変えることから始まります

受取った質問:だれもが世界に対してプラスまたはマイナスの影響を及ぼしているのなら、何がその全体像を決定しているのですか?

私の答え:人が霊的に発達すればするほど、その人はもっと力を有することになります。最も強力な力は思考力です。通常の人々は世界に対して自分達の思考、願望、行動で影響を及ぼしますが、世界にいくら60億人の人々が存在しているのにもかかわらず、その影響の程度はとても小さなものです。

世界は静的ではありません。人は常に自己の変化する性質を基に違う世界を見ています。世界というものが個人の印象であることを理解するとき、世界を改善するのではなくて自分自身を変化させることが必要なのだということが分かるようになります。世界を変えるには自分自身を是正しなくてはならないということです。

もしそうすれば、あなたは上層の力がどのように全ての事象に作用しているのかを発見します。そしてこのことが認知モデルの全体とあなたの認知するものに対する解釈を変化させます。これで人々の気分はよくなるのでしょうか? 失業と餓えに終わりは来るのでしょうか? 会社は本当に従業員を引き戻すのでしょうか? 答えはYesです。私達は自分自身の目でそれを見ることになります。

バール・ハスラムは論説『創造主の隠匿と啓示』のなかで、この世界で変わるものは創造主の啓示または隠匿以外に何もないと述べています。したがって、この世界の像が一定で静的であるという考えを捨てることはとても助けになります。私達は世界の全てが、自分自身の認知、性質、内的な観念によってを決定されていることを理解すべきです。その後に私達は自分達の欠陥を是正しはじめ、その結果、全ての事象における創造主の意向と意図を知ることになります。

カバラの科学はこの達成の手助けをします。それは定義上、創造主をこの世界にいる被造物に対して啓示する方法です。その一方でこの世界はあなたが今日感じていることの像でしかありません。

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