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金融サミット開催前にG20はカバラのメッセージを聞かなくてはならない

受取った質問:特に英国のブラウン首相など、多くのエコノミストや指導者たちは協調の必要性を訴えています。なぜ“自然”は彼や他の指導者を正しい方向に導こうとしないのですか?

 私の答え:なぜ彼らはカバラの科学を発見できないでいるのでしょう。「王や支配者たちの心は創造主の手中にある」と記されています。彼らは全世界の前で自分達が恥をかく立場にいることに気がつきます。なぜなら経済や産業の現状(経済危機)から抜け出す道を見つけることができないからです。歴史上初めて人類は、自然と向かい合い、自然の赴くままにされている状況に直面しています。そして全ての人が絶望の中で降参し、もっとも賢くて勇気と自信のある者達でさえ何もできないままでいます。

 彼らは母を失った子供のように途方に暮れています。人々はこのような経験をしたことがありません。今まで常にエゴイズム(人間の利己的性質)は勝利してきました。それは常に私達を動かし、新しい偉業を達成させてきました。しかし今日私達はもうエゴイズムによって動かされなくなったのです。私達はエゴイズムを使うことでは何も達成できないことに気がつきはじめています。それどころか、エゴイズムは私達が経験したこともない大惨事を引き起こしています。それは古代エジプトの「十の災い」のようです。

 ゆえに、指導者達は何もすることができません。彼らは惨めなファラオの立場にいます。全ての人がエゴイズムは邪悪だと分かっています。しかしその後はどうすればよいのでしょうか。その解決は1つしかありません。カバラのメッセージをいち早く全ての人に分かり易く、ポジティブなかたちで伝えることです。金融サミットが始まる前にこの方法論をG20(20カ国・地域)に届ける試みには価値があります。そうすれば世界にはまだテャンスがあるかもしれません。

G20の各国首脳は家を建てようとする子供のよう

受け取った質問:G20に参加する各国首脳は、世界を前進させる何らかの双方の合意に達するべきですか?

 私の答え:もちろんです。状況が何らかの合意に至らせます。しかしどのようなものになるのでしょうか。哀れな彼らには対策がありません。彼らには言えることもありません。オバマは前回のサミットにさえも参加しませんでした。自分の任期が始まったばかりと言い訳をしていました。(2009年初頭の話)

 彼らには計画がないので、何の対策も提案もできません。もし計画があったとしたなら、もうすでに発表されて施行されているはずです。しかしまだありません。彼らはグローバル化の状況下で何もすることができません。なぜなら、彼らは“接着剤”を持っていないからです。それはお互いを繋げる力のことです。私達は結束しなくてはならないと理解しているゴードン・ブラウンと他の有能なエコノミストでさえ、それをどのように達成すればよいのか分かっていません。

 この状況は、家を建てたくても建て方を知らない子供達のことを彷彿させます。彼らは叫びます。「僕たちはみんなが幸せになれる奇麗な家を建てたいんだ!」全員が遊び場に集まって興奮しています。しかし彼らは何をしてよいのか知らないので、問題を抱えたまま当惑するのです。

 質問:彼らには何が足りないのですか?

 私の答え:彼らには結束状態を作ることのできる力との繋がりが無いのです。しかし、世界体系についての理解を深めることにより、最低でも彼らは自分達に繋がり又はこの力がないと理解するようになります。

 彼らは文字通り、家を建てたい子供達なのです。しかし次は何でしょうか。彼らはそれをどのように建てるべきでしょうか。これは彼らの知らないことです。彼らは、家には壁や屋根があることは知っています。しかしその組み立て方を知りません。予定も計画も力も無いと見てとれるように。その課題を解決する為に彼らは全構造についての理解を必要としています。しかしこれらについてのことも彼らは有していません。今や誰も彼らをうらやむ人々はいません。誰も彼らの立場に身を置きたいと思う人はいないのです。

天地創造:創世記とビッグバンの和解

受け取った質問:私は教師をしています。そして今“天地創造”の題材をカバーしており、聖書冒頭に書かれている“創世記”についてのディスカッションを丁度終えた所です。そしてこれからビッグバンについて話し始めようとしています。どうすれば5600年前の天地創造と数十億年前に起きたビッグバンの明らかな矛盾を説明できますか。

 私の答え:ビッグバンは140億年前に起こりました。その原因は上層の光の微小な火花(スパーク)によるものです。その火花が一番低い段階にまで達しエゴイズムに包み隠されるようになったのです。この火花には私達の世界の物質とエネルギーの全てが含まれていました。それが後にこの宇宙全体にまで発達したです。

 その後、約40億年前に私達の惑星(地球)が粒子の凝縮によって誕生しました。それは数十億年間かけ冷え、そして大気と生命が生成しました。これは偶然の一致では全くありません。全ての出来事と活動は最初の光の火花に含まれていた情報が実現化したことです。

 次に発生したのが自然段階としての無生物と植物です。その後に来たのが自然段階としての動物、そして人間です。各種の発生原因が光の火花に最初に植え付けられていた情報ということを除いては、ダーウィンが説明したように全ては連続して起きたことです。この火花の中には最初から私達の宇宙全体についての全情報が含まれていました。

 しかしながら、私達は生物の種の外面的発生しか観察できないために進化を誤って解釈をし、実際には情報の遺伝子(Reshimot)に起因していることなのに、1種が別のもう1種から生まれたと考えているのです。

 Ariが『生命の木』で記したように、人間は数十万年前に類人猿から発生しました(『Talmud Eser Sefirot』の第3部をご覧下さい)。しかしながら、5769年前、創造主に到達したことを意味する最初の人間(The first Man)はアダムでした。彼の名は“創造主に似ている”ということを意味するEdameという言葉に由来しています。

 私達(イルラエル人)は、私達の年表が始まるこの日付を新年として祝っています。その理由は、その日付から6000年以内に全ての人が創造主の段階に到達しなくてはならないからです。それはエゴイズムの完全な是正のことです。

川の中の渦

受け取った質問:たとえ私達はお互いに繋がっているとは感じないにせよ、実際は私達の繋がりは今も健在で、むしろその繋がりを感じてそれらを使う感覚を失っただけなのではありませんか。

 私の答え:はい、そうです。私達は一体としてお互いに完全に繋がっています。しかし、この事実は私達からは隠れているのです。その結果として私達は他者を傷つけつことにより自分を傷つけているのです。

 質問(続き):また人間はこの宇宙にあるものの全てともくっ付いてるのではないのですか。

 私の答え:はい、そうです。人間はすべてのものと完全に調和してくっ付いています。すべての自然の段階がそうであるようにです。無生物段階、植物段階、動物段階、人間段階、そしてスピリチュアル段階。それらのすべては相互連結しているのです。創造主と一緒に。

 質問(続き):最終的には、宇宙の全部は同じ根本的な“モノ”からできているのですか。

 私の答え:はい、そうです。宇宙全体は1種類の物質でしかありません。それは喜びを受け取る意志(The will to receive pleasure)です。

 質問(続き):私達は、ちょっとだけ、川のなかの渦に似ていませんか。川から分離していると信じているのですが、実は川そのものの一部であるというように。

 私の答え:はい、そうですね。

他者への配慮が危機を終わらす鍵である

受け取った質問:経済危機の終わりは絶えず遠ざかっています。最初は、数ヶ月で終わると言ってました。それから数年、そして今日では10年かかるかもしれないと言われています。 手当、年金、食料の蓄えも無く、光熱費も払えない状態で、そんな長い期間をどのようにして生きていけるのですか。カバラによると、危機はいつ終わるのですか。

 私の答え:各々の人が自分以外のすべての人に対して配慮をしはじめれば、それは終わります。

私達は人間の進化における“臨界点”に差し掛かってます

進化が途絶えたことは一度もありません。そして今日、私達の世界は利己主義(エゴイズム)から利他主義(オルトルイズム)に変わらなくてはならない決定的な転換期を迎えています。カバラは、地球にいる全ての生命段階が同じ進化の過程を通ると説きます。そのように、バクテリアの研究は、バクテリアの進化のある時点で、周囲の環境が、敵対的で競争的なバクテリアの行動を平和的な相互反応へと変化させたことを示しました。それは新たな多細胞生物を生むことになり、そして後に人間を含む複雑な生物に進化していきました。

同じ過程は自然におけるその他の全段階 – 無生物段階から人間段階 – に起こります。私達も、敵対するライバル集団、国家、宗教、および文明を、グローバルな家族に変化しなくてはならなくなります。事実上、私達は内面のデータ(Reshimot:私達の進化の情報を含んだスピリチュアルな遺伝子)によって左右されています。それは外面的に顕示されている生物的なデータ(生物学上の遺伝子)と同様です。

カバラは進化の過程について以下のように説明します:エゴイズムの“厚さ・混濁”(Reshimot of Aviut)は絶えず拡大し、それが進化の過程を起こす原因になっている。エゴイズムは以下の段階にそって進化します。

第0〜1段階:無生物または静物

第2段階:植物

第3段階:動物

第4段階:人間(スピーキング・レベル)

エゴイズムが最後の段階(その進化における人間段階)に達すると、特別な特質がそのなかに現れます:上層の根源 – 最高階級、クリエーター、または、自然 – との繋がりです。しかし、その4番目の段階も徐々に進化します。それ自体の中にある内面的な段階(0-1-2-3-4という同じ段階)にそってです。最後であるエゴイズムの第4段階に達すると、人間は自分のグローバルな性質を顕示します。したがって、この人間の進化段階で、ひとは自分の根源 – クリエーター – と繋がり始めないといけません。人類はクリエーター(自然)のように1つにならないといけないのです。

ひとは表面上単に生物システムにしか見えません。しかし、このシステムがその進化において一定の段階 – エゴイズムの第4段階 – に達したとき、それは“システム・クラッシュ” – システムのオーガニゼーションとオペレーションのアップグレード – を促し、それが次のグローバルな段階にいたらせます。これこそが、現在の人間社会において私達が目撃していることなのです。

言い換えると、私達の進化における次の段階 – クリエーターとの同等性を必要とする“スピリチュアルな”段階 – が私達のなかで啓示されつつあるということです。現在のところは、それが世界的で統合的なことであることを理解できるように、その意味は明らかになり始めたばかりです。しかし、私達のなかにあるこの新しい形のエゴイズムをもっと知るにしたがって、私達はそれを満たすこと – クリエーター – の必要性を感じ始めるでしょう。

人生、死、そして魂について

魂(ソウル)についての質問:

 質問:体が死ぬと魂はどうなるのですか。

 私の答え:魂は“創造主の一部”です。そして創造主は授与(授け与えること)と愛の特質です。よって、この“隣人への愛”の特質が人に現れるとき、その人は魂を獲得するのです。しかし、その人がこの授与と愛の特質を獲得するまでは、彼には魂が無く、動物と同類です。これが、なぜカバラの文献に次のように記されたことの理由です。「あなた達皆が動物に似ている」、「ひとは小さな動物として生まれる」などなど。

 人は上層の光の影響下でのみ授与と愛の特質を獲得できます。上層の光とは人のエゴイズムを是正する力です。この光は包む光(Ohr Makif)または創造主と呼ばれます。その理由はその光は私達を包み込み、私達はその中にいるからです。「創造主はイスラエルを浄化する水に似ている(Mklve Israel Hasham)」イスラエル(の語源)とはYashar-el。その意味は創造主を切望する人、授与と愛を切望する人です。

 これは何を意味するのでしょう。人は自分の生まれもった様々なエゴイスティック(利己的)な性質で世界を見ているということです。人が授与と愛という愛他的(利他的)な特質を得ると、その特質の中に上層世界を感じます。これはその人が魂を獲得するという意味です。

 いったんこの特質を獲得すれば、たとえその人のエゴイスティックな特質が消滅してもそれが失われることはありません。言い換えると、たとえその人の体(私達が感覚のなかで感じる物質)が死んだとしてもその特質は失われないのです。その理由は創造されたものはただ1つ、願望(欲)しかないからです。すべて存在するものはこの願望のなかで認知されます。もしもその願望が“自己の為”という意図・意向(intention)を持つなら、人は“私達の世界”または“この世界”を認知します。もしもその願望が“隣人の為”という意図・意向を持つなら、人は上層世界または創造主を認知します。

 私達の肉体の誕生、人生、そして死は私達のエゴイスティックな願望における光の出現と消失いがいのなにものでもありません。その一方で精神的な誕生は、授け与えたい願望、そして自己の外側を愛したい願望の出現です。(それは自己の為ではない行動をすること、または利己的に快感を得るためでないことです。)

 授与したいという願望は、私達が肉体やこの世界を感じることに使う利己的な願望から独立して存在します。よって、体か死ぬときにこの世界の感覚も消えます。残るものは愛他的な願望と上層世界の感覚です。

 質問:どのようにして魂は、脳の機能なしに“見”たり、“感じ”たり、そして“認知”するのですか。

 私の答え:私達はすべてのものを願望のなかで感じます。脳は、私達が見るもの、むしろ私達が願望するもの、を識別する手助けになるだけです。

 質問:記憶と認知機能を失うアルツハイマー病に苦しむ人の魂が死後にそれらを取り戻すことは、本当に可能ですか。

 私の答え:人がいったん授与の特質である魂を発達させれば、それが無くなることはありません。

 質問:まだ魂を是正していない赤ちゃんや幼い子供たちが若くして亡くなることが起きるのは、なぜですか。

 私の答え:その運命の期間だけを存在することでも、彼らは精神発達の一部を是正します。

私達は自然の体系の1部に成らなくてはなりません

地球は1つの細胞に似ています。全てのものがその上に生きているという様にです。私達の世界は個性の競争的獲得(competitive individualization)から生命を維持する相互的な交流へと向かって進化します。自然は地球上の全生物において、歴史的に見ても重要な、世界的な相互連結(interconnection)と相互依存を例示しています。

 経済システムは人間の体に似た仕組みで機能します。体を統一された1つの生物として学ぶことにより、私達は自分自身と社会を管理する正しい原理を発見できます。これらの原理は自然によって植え付けられるのではなく、むしろ私達が自由に任意的に自分たちに応用するために与えられているのです。私達はその後に、全般的な経済と生活にとって有害的な原理を排除し、有益な原理だけを用いるようになるでしょう。

 人間の体は絶えず細胞を再生することによって、その形の維持と必要の無いものの排除をすることができるのです。体は、生物を構成している各部分の状態が、互いに支え合いの邪魔にならないようになってから、ようやく生命維持が可能になります。過去の生き残るための苦労は、発展途上にあった原理によるものでした。しかし今日の社会はグローバル化を経て統一された1つの生物のようになったのです。そして、そのような現代の社会システムは、1つの生物の体中で見られことのできる新たな原理によって支配されます。この原理は、生命を維持するシステムどうしの間に存在する“相互的なつながり”(Interconnection)を基礎にして構築されることを明らかに示してします。

 これが、なぜ私達の世代において、尽きることのない対立から相互的な活動(協調)に自発的に移行しなければならないのかということの理由です。野放しに発展してきた時代は終わり、自然体系は明かされました。そして今や私達はその一部に成らなくてはなりません。