完璧な人生はもうすぐそこ

受取った質問:もし人々に団結(協調・融和・統一)したいという願望がないとしたら、その達成を人類に本当に期待できるでしょうか?

私の答え:現在苦しみを通じて進歩している人々にとって団結は救済のチャンスです。現在人類は様々な苦難に直面しています。そしてこの状況を脱するために人々は団結するようになります。

人々は喜びを求めますが、現在の人々は苦難を強いられて進歩しています。人々が団結し互いに与え合うようになるまでは、社会の安寧が訪れることはありません。そのようになった後でしか人々は喜びと充足を手に入れることはできません。

自然における全てのものは統一に向かっています。例えば、人間の体はその部分の統一で構成されます。全ての部分は調和状態にあり、互いにつながっており、相互保証的に固く結びついています。身体が存在し高い存在段階を獲得する理由は、各部分に特定の働きをする責任があり、他の部分に必要なものを供給しているからです。細胞の1つ1つがその生物全体と全部分を養っているのです。

自然法則は、無生物、植物、動物、人間に関係なく全段階に対して同じであるので、人々も体のように統一しなくてはなりません。しかし人間段階においては、人々は自然全体に一致した社会をつくることで、それを自分達自身で意識的に達成しなくてはなりません。これが、なぜ現在の危機が世界的なものであり、全人類を包囲しているのかということの理由です。

人は他者と団結することにより本当の”生”を獲得します。これと比べると、現在の人の状態は死んでいると見なされます。まるでバラバラになった体の部分のようにつながりがないまま。私達の完璧な人生はもうすぐそこにあるのに、現状のなかで私達は滅亡の危険にさらされています。

今や統一の代替が世界戦争、飢餓、疫病、異常気象であることは明白です。人類に自分達自身の是正ができないのなら、これら全ては起こるかもしれません。しかし、人々が団結しはじめれればすぐに状況は変わります。私達の苦しみは私達のつながりの欠如が原因であり、そして私達にこれがそうであることを見てとることができると大勢の人が述べています。

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