G20の各国首脳は家を建てようとする子供のよう

受け取った質問:G20に参加する各国首脳は、世界を前進させる何らかの双方の合意に達するべきですか?

 私の答え:もちろんです。状況が何らかの合意に至らせます。しかしどのようなものになるのでしょうか。哀れな彼らには対策がありません。彼らには言えることもありません。オバマは前回のサミットにさえも参加しませんでした。自分の任期が始まったばかりと言い訳をしていました。(2009年初頭の話)

 彼らには計画がないので、何の対策も提案もできません。もし計画があったとしたなら、もうすでに発表されて施行されているはずです。しかしまだありません。彼らはグローバル化の状況下で何もすることができません。なぜなら、彼らは“接着剤”を持っていないからです。それはお互いを繋げる力のことです。私達は結束しなくてはならないと理解しているゴードン・ブラウンと他の有能なエコノミストでさえ、それをどのように達成すればよいのか分かっていません。

 この状況は、家を建てたくても建て方を知らない子供達のことを彷彿させます。彼らは叫びます。「僕たちはみんなが幸せになれる奇麗な家を建てたいんだ!」全員が遊び場に集まって興奮しています。しかし彼らは何をしてよいのか知らないので、問題を抱えたまま当惑するのです。

 質問:彼らには何が足りないのですか?

 私の答え:彼らには結束状態を作ることのできる力との繋がりが無いのです。しかし、世界体系についての理解を深めることにより、最低でも彼らは自分達に繋がり又はこの力がないと理解するようになります。

 彼らは文字通り、家を建てたい子供達なのです。しかし次は何でしょうか。彼らはそれをどのように建てるべきでしょうか。これは彼らの知らないことです。彼らは、家には壁や屋根があることは知っています。しかしその組み立て方を知りません。予定も計画も力も無いと見てとれるように。その課題を解決する為に彼らは全構造についての理解を必要としています。しかしこれらについてのことも彼らは有していません。今や誰も彼らをうらやむ人々はいません。誰も彼らの立場に身を置きたいと思う人はいないのです。

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